突然の視力低下
急に視力が落ちてきたように感じた際には、その自覚症状を放っておかないでください。近視や乱視などの屈折異常や老視(老眼)の進行が原因という、あまり心配の無いケースもありますが、なかには網膜中心静脈閉塞症、硝子体出血、網膜剥離など、深刻な眼疾患が隠れていることもありえますので、眼科を受診し、視力低下の原因をきちんと調べておくことが大切です。
疲れ目
一時的な目の疲れの場合と眼痛、肩こり、吐き気など体の別の場所に症状が出てしまい、それが慢性的に繰り返される場合があります。ご自身で判断せず、まずはお気軽に眼科にご相談ください。眼以外に原因がある場合は、各科のご受診をご案内をいたします。
眼精疲労について
眼精疲労とは、眼を使う作業を続けることにより、眼痛、視界のかすみ、まぶしさ、充血などの眼症状や、頭痛、肩こり、吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しない状態を言います。
眼精疲労の原因
目に何らかの問題があって発症することが多いのですが、その多くは度の合わない眼鏡を使用していたり、老視(老眼)の初期などで無理な近業を行ったりしていた場合です。緑内障や白内障でも眼精疲労が出現することがあり、注意が必要です。最近は、特にパソコンなどを使用する機会(VDT作業)が増えたため、これが原因の眼精疲労が目立って増加しています。
その他、全身疾患に伴うもの、環境によるもの、心因性のものなど、眼精疲労をもたらす要因は多岐にわたっています。
眼精疲労の治療
まずは原因を探し出し、それを排除することが大切です。眼鏡やコンタクトレンズが合わない場合は作り直し、目の病気が見つかればその治療をします。パソコンを使用する機会の多い人は、適度な休息(1時間に1回、5~10分程度)をはさみながら行うことです。眼精疲労に特効薬はありませんが、ビタミン剤の配合された点眼薬や内服薬が効を奏することがあります。